ライフセーバーは、水辺の事故防止のための実践活動に関わる、救命処置や水難救助の専門家です。
日本ではその殆どがボランティアで、一般的にライフセーバーと呼ばれていますが、 日本と同じく海に囲まれた国、オーストラリア、ニュージーランド、そしてアメリカでは、 消防士と同じように職業として社会的に認知されており、 プロとして活動している彼ら、彼女らを総称して「ライフガード」と呼びます。
その使命は溺者救助だけにとどまらず、事故防止のための監視や指導から 海岸美化活動に至るまで多岐に渡っており、 市民の安全と海岸の景観を守るため、世界中の海で多くのライフセーバーが活躍しています。
競技としてのライフセービング!
ライフセーバーをより実践的なライフガードに育てるためのトレーニングの一環として、 「ライフセービング競技」があります。競技には必ず実際の救助に役立つ能力を養う要素が含まれおり、 なかには救助手順をそのまま再現したものもあります。
テレビでお馴染みの椅子取りゲームの要領で海岸に置かれたチューブを取り合う「ビーチフラッグス」、 救助用のボードでのレース「パドルボードレース」、ビーチを走り海を泳ぐ「ランスイムラン」など、 実に12種類の競技があり、プロフェッショナルによる世界大会も各地で行われています。
続き Chapter 02:日本人初のプロ・ライフセーバー契約 はこちら。
引き続き、お楽しみください。